素描を楽しむ春の教室

教室の様子
大人の方も、小中学生の方も、みなさん長時間一生懸命描いていってくださいます。途中、休憩をはさむので、その時間は本棚の画集や本を手に取ったり、雑談をしたり、絵しりとりをしたり。そのなかでみなさんの好きなことや日常のことなどを少しずつ聞かせていただいて、それもまた有意義な時間となっています。

ここら辺ではすでに葉桜になってしまいましたが、『花の季節ノート』(文・倉嶋厚、写真・平野隆久)という本の中で、桜に関するこんなコラムを読みました。「人々が満開と感じる時、実際には六分咲きくらいのことが多く、その後は、残りのつぼみが開くとともに、すでに開いた花は、はらはらと落ち始めます。だから、『散る桜、残るも桜散る桜(良寛)』です。」と書かれていました。桜の花が散り始めるところを見て、早く散る花もあるんだな、と思っていましたが、実際は早く咲いた桜だったんだ、と。言われてみれば当然のように思えることを、今年になって知りました。何度も経験していることでも、ふと立ち止まって考えてみることの大切さ、それができる心のゆとりって大切ですね。